お知らせ

「桜を愛でながら歩く呉羽山丘陵」ガイドツアーを開催しました!

4月8日(金)、気温18℃、晴れ。絶好のお花見日和の中「桜を愛でながら歩く呉羽山丘陵」ガイドツアーを開催しました!

今回の参加者は19名。まずはスタート地点の呉羽山公園都市緑化植物園にて、桜と菜の花を背景に記念撮影!(普通は最後に記念撮影…順番が逆!?)

そんなこんなでガイドツアー出発です。まずは呉羽山公園都市緑化植物園内の様々な桜を堪能。どの桜も満開です!

ガイドでは、三春滝桜の子孫樹や、ここにしかなく、2020年にサクラの新品種として発表された「クレハオトメシダレ」など、品種も花色も様々な桜を、ガイドさんの説明を聞きながら、参加者全員、ワイワイ・ガヤガヤ、笑いながら歩き、桜咲く春の陽気を堪能しました。

「クレハオトメシダレ」は、コシノヒガンザクラの一種で、一株の中に一重咲と八重咲の花が混在しているのが特徴。ぱっと見では八重咲を見つけることはできませんが、何とか発見!

園内から富山県公文書館裏に出ると、そこには山の麓にドーンと咲くエドヒガンの大木が。あまりの威容と美しさにしばし立ち止まり、愛でるどころか圧倒されてしまいました。
今回のツアーでは、桜の真下を通り、桜のオーナーさん宅にも立ち寄らせていただきました。ご厚意で冷たくおいしい湧き水をご馳走になりながら、エドヒガンのことやよく手入れされた畑の話をお聞きしました。山里のゆったりとした生活ぶりを感じられ、ツアー中盤のほんのりとした安らぎをいただきました。ありがとうございました。

春の山道を野草の花を見つけながら20分ほどゆったりと歩き、豊栄稲荷神社に到着。
こちらの神社は、富山の薬の祖、富山藩二代藩主・前田正甫公ゆかりの宮。薬祖の神は人々の健康を守護するそう。参加者それぞれの健康祈願を拝し、ガイドさんから種々の説明も伺ったあと、朱色も鮮やかな鳥居をくぐり呉羽山展望台へと向かいます。

この日は、春らしく残念ながら立山連峰は霞の中で薄っすら見える程度。しかしながら、ガイドさんから佐伯有頼立山開山の伝承を聞くと、雄大な立山連峰が見えたような気も……

呉羽山展望台を後にすると。今回のガイドツアーもいよいよ終盤。展望台近くから少し下ったところにひっそりと佇む高王白衣観音菩薩にお参り。
大正から昭和にかけて飛越鉄道(高山本線)開通など、富山県を代表する代議士として活躍した高見之通氏が、政治の難局と家族の病を高王白衣観音菩薩のお経で乗り越えたこともあり、呉羽山を聖地と悟りここに観音像を安置したそう。

ここで約2時間にわたるツアーも終了。最後に、お楽しみの薬膳ランチを近くの「カフェテラス マリーマリー」さんで堪能し、帰路につきました。

満開の桜と、ポカポカ日和で楽しい花見となりました! 来年も暖かく青空の天気になりますように!

今回のルート

※ このガイドツアーの写真・コース案内図などは富山大学 都市デザイン学部 都市・交通デザイン学科自主プロジェクト「ふふっと富山のフォトマップ」が担当しました。